05.お店の設計デザインを住宅・リフォームに
この10年間で、業界の流れを現場仕事など、一通りは経験した。
この先を進むにつき、自分のポジションを考えた事がある。
店舗で行くのか、住宅で行くのか、それともリフォームで行くのか・・・・・迷ったことはない、全て ですね。
決められた空間に多くの客席を取り、なおかつ、店員の動線がしっかりとれ、無理なく、違和感なく、その空間に一番ふさわしいデザインをし、なおかつ、コストを抑える。私が店舗を設計する時、常に考えてきた事だが、それは、住宅やリフォームでも同じことである。現に今、私には、住宅やリフォームの依頼が結構多い。
多くの施工、クライアントと打合せをし気づいた事だが、皆、ある程度のプランや、だいたいのデザイン色や形などは、考えてある。しかし、それを図面にし、現物を進めて行く技術と手段を当然だが知らない。
そこで、私の登場である。オーナー(施主)と打合せを重ねた上で、私の経験と知恵でデザインし、プランを完成させる。
当然ながら、反対もされるし、討論もする。が、互いに理解し、完成させた物件は、たいへんGOODである。
住宅を完成させるのに、今まで3つの方法があった。
第1に、地元の工務店だが、まずセンスがない。ワンパターンである。
第2に、ハウスメーカーだが、これもワンパターンだ。2×4しか建てないメーカーにRCは無理だし、鉄骨しか建てない
メーカーに木造は無理だ。だいたいメーカーはメーカーが勝手に決めた仕様以外は、特殊になってしまいコストが上がる。
第3に、建築家だが、予算もわからない。
そして、第4に私がいる。
もしあなたが、自分の住まいを考えたとき、あなたのために造られた家、空間と、万人のために造られた家、どちらが良いでしょうか?廻りを見わたせば、山にも海にも丘にも、いかにもメーカーや、地元工務店が自社の都合のいいように建てた無個性・無表情な家が建っています。
今までなら、これでも家が売れ、住む人も普通に生活出来たでしょう。しかし、今は違います。家が売れない。マンションも売れない・・・あたり前です。万人受けする間取り、万人のタメのデザイン、そんなもの今は買いません。今は、住む人に合った間取り・デザインを
し、住む人が感動しなければなりません。よくユニバーサルデザインとか言われますが、万人にやさしいデザインとの事ですが、そんなものウソでしょ!
私の家、バリアフリーで、玄関と廊下に段差がありません。
使いづらいです。外から風が吹くとホコリは部屋に入るし、小さい子供は、裸足で出るし、少しお気入りのブーツを履こうとすると、地べたに座らなダメだし・・・
あの玄関はお年寄りのものです。ちなみに私は今、34才です。
お年寄りになるまであと、25年はかかるでしょう。
25年我慢です・・・また食器洗い乾燥機も付いています。
一度も使った事ありません・・・いや正確には一度試しに使ったが・・・
すすいで、洗って、すすいで、洗って・・・・・どんだけ時間かかんねん・・・
手で洗った方が早いです。
私の家マンションの1階です。なのに防音対応のフワフワする
フローリングが施工されています。私の家の下には、家はありません。
バリアフリー・食器乾燥機・普通のフローリングより高いフワフワ防音フローリング。私には必要ないです。このような住む人に対しムダなものを無くし必要なものにお金を掛ける。すると今まででは考えられないようなローコストにて、あたなだけの住まいが造れます。
もう一度言います。「無駄にお金を掛けずにローコストに・・・」
私は、店舗設計・デザインを得意としながらも、住宅・マンション等のリフォームもしています。
店舗設計とはつまり、いかにその決められた空間に、多くの客席をつくれるか、いかにお店を広く見せるか、そして、オナーのセンス・希望に答えられるか。
店舗設計もリフォームも私にしたら同じことです。
今回これを読み、あなたの家や、またお店のリニューアルを考えるとき、参考になれば大変うれしく思います。
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